2013-08-12

メッツ近郊の村(フランス)

音大に入る前に現地で英語学校に通ったのだけど、同じクラスにフランス人がいて個人的にフランス文化に興味があったこともあり仲良くなった。
1週間ほどの春休みには、サンフランシスコにいる友人宅に一緒に訪れたりもした。
ほとんど別行動だったとはいえ、知らない間に彼女は現地でそのままボーイフレンドを見つけて
「残りの滞米生活はここでするから学校の皆さんによろしく、荷物は少ないから全部持参しているから心配するな」
となかなか自由かつ逞しいところを見せて驚かせてくれた。
当時はE-Mailがあまり普及していなくて、学校に入ってからもその友人とはたまに文通をしていた。
大学に入学して1年ほどして、突然その友人から電話があり
「フランスにはいつ来るの?家族も楽しみにしてるよ!」
と告げられていたので、機会を見て訪れる事になった。

友人宅はフランスでも北のほうにあり、隣接国ルクセンブルグまで2時間くらいのところ。
というわけでチケットもルクセンブルグ行きを購入しいざ出発、アメリカとフランスは飛行機では意外に近く驚いた。
着いた時にはどんより暗く、かつ霧も深く。。。
迎えに来てくれた友人の車内から見る光景は素朴な農村地帯の連続だった。
友人は黒人の父と白人の母のハーフなのだけど、友人は褐色でその妹さんは真っ白だったのが印象的だった、しかも妹さんは英語が喋れて友人が出勤中にはよく通訳してもらった。
小さな村だったので一人歩きもよくしたので、クリスマス前の雰囲気を楽しめた。
そしてクリスマスの日が来るのだけど、それは今までの常識をくつがえす想像を絶するものだった。

さて到着2日後くらいにいよいよクリスマスがやって来た。
と言っても日本の大晦日みたいな感じであまり外に出ている人がいなくて、その地方では家族で祝うのが普通のようだった。
出席者は自分、友人とそのボーイフレンド、その妹、その母、そしてその母のボーイフレンド(両親は友人の幼少期に離婚していたようだ)の6人。
友人と妹は英語が喋れるけど、その他の3人は仏語オンリーだったのでどうなるかと思ったけど、多量の食前酒に助けられて18時くらいからスタートした。
まずはフライドポテトやチーズ、ハムをつまみながら食前酒を飲み始め、その間友人の母はオーブンをちらちらみている、てことはなにか焼いている?
1時間くらい経ったら巨大なサラダが出てきて、それでもトークとお酒は止まる気配はなし、その後はパンとスープ。
3時間くらいで、友人母がオーブンを開けていよいよメインディッシュの登場だ。
鳥の丸焼きの中に肉や香菜の詰め物が入っている料理で、黒いソースがかかっていた。
醤油はないはずなんで、あの色は何だったのか未だに不明。

その時点で結構お腹が満足してきていたのだけど、2羽作ってたので、始めの皿からすでにものすごい量が載せられた。
ワインをしこたま飲んでいたのもあるし、メインが出てから急に喋るのをやめてものすごい食欲で食べ始めた家族にも感化されてひたすら食べた、フライドチキン10本分くらいだろうか。
その後は2時間ほどかけてベルギーの教会まで行って人形劇をみた、どうやらこれが当夜のメインイベントだったようで、深夜なのに子供もたくさいんいて皆静かに劇を鑑賞していた。
アメリカでもクリスマスはやはり家族中心で厳かだけれども、ヨーロッパの田舎のクリスマスはまた一味違って面白かった。
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