2014-09-12

リオ・デ・ジャネイロ(ブラジル)

サンパウロから沿岸都市リオ・デ・ジャネイロまではバスで6-7時間、ブラジルの地図で見ると近い感じだけど結構遠い。。。
宿は親戚宅で手伝ってもらい「ラパ」という夜型繁華街に近い丘のサンタ・テレザという地区に予約する。
有名なイパネマやコパカバーナからは少し離れているけど、町自体はかなりコンパクトにまとまっているみたいだからどうにかなるでしょう。

さて、数ある観光スポットのどこから行くか?
実はもう何年も前からリオに行く機会があったらまずは「ヴィラ・ロボス博物館」と決めていたので、地図で確認すると、なにやら電車の最寄り駅がいきなり遠い。。。
ヴィラ・ロボスは近代クラシック音楽では指折りの著名作曲家で、作曲家には珍しくギターの達人でもあった人。
作曲のインスピレーションを求めて、遠くアマゾンまでヒョイと行ってしまうようなフットワークの軽い人だったらしい。

といわけでいつものごとく散歩を兼ねて丘の上から荒い石畳道をつまずきながら下り、なんとか駅に。
「こりゃ夜は歩いて登っていくには少し危ないな。。。」と思いながら博物館最寄りの駅へ到着。
人に聞きつつ、地図を見ながら小さな小道を入っていくとありました、一見わからないくらい地味な博物館が。
使ってたギターや楽譜、ペンなどを見ると10分くらいで見終わってしまった。
すると警備員が思い出したように、訪問者向けの英語字幕付きのドキュメンタリーDVDを流してくれてどうにかプラス15分。
しかし長年の思いにもっと浸りたいがために、重箱の隅をつつくように再度展示品を見てどうにか満足する。
出がてらに入口でイベントのカレンダーらしきものをもらう、どうやらクラシック音楽のフリーイベント月間のようだ。

そこから1時間半ほど歩いて名曲「イパネマの娘」のイパネマ海岸へ行く、近づくにつれてボサノバの巨匠たちの名前を冠した公園や道が出てきて徐々に感慨深くなる(「イパネマの娘」は自分が17才の時に初めて弾いたボサノバ曲がゆえに)。
観光シーズンからずれているので人が少なく、良くも悪くもさびれた感は否めない。
海岸へでると、これはすごい、海にでかい岩群が突っ立ってて、そしてその間をロープウェイらしきものが繋いでいる。。。
山の上のキリスト像なんかもそうだけど、なんか町自体が遊園地みたいなとこだ(犯罪率さえ低ければ)。

海岸では海に入るよりビーチサッカーやっている人が多く、今更ながら文化の違いを感じる。
遠くから打楽器群の音が聞こえてくる、一定のパターンとテンポなんで雰囲気作りのCDかなと思う。
せっかくきたから1時間ほどブラブラしててもその間、途切れずにずっと聞こえてくるから「変な音源だなあ」と思いそっちの方に歩いていくと、なんと人が円になって演奏していた。
ローカルな音楽への接し方を垣間見れて、博物館での欲求不満が少し解消されたような。
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