2014-10-13

オウロ・プレト(ブラジル)

ベロリゾンチからバスで2時間ほどの場所に州最大の観光都市「オウロ・プレト」がある。
意味は「黒い黄金」、近くに「白い黄金」という町もあるそうだ。ちなみにベロリゾンチの意味は「美しい地平線」。
標高が1000メートルを超えるのでかなり寒い、町は中世のごつごつした石畳と小さな路地や教会がとてもよく保存されているいわゆるコロニアル風というやつで、以前訪れたメキシコ内陸部のサン・ミゲール・アジェンデを思い出す。

実はベロリゾンチでは例のバックパッカーと数日間つるんでいたのだが、ある日
「このままではお互い一人旅してる意味がない、明日からは別行動でいこう。」
という意見に達し、それもあってオウロ・プレトに来たのだが、なんと着いてから1時間くらいで再度美術館で鉢合わせてしまった。。。
旅は道連れ?その逆を行ったつもりではあったんだけど。。。

夜に相手の宿泊先で待ち合わせる約束をして、近くの食堂で飲み食いしてたら、横のテーブルに宿泊先にいた女性が一人で座っていたので合流を促す。
その女性はロシアのシベリアから来て、もう半年も南米を渡り歩いているらしいのだけど、アマゾンやら秘境(?)地帯もかなり廻ってきたらしく貴重な体験談を聞かせてもらう。
実はその時まではアマゾン行きも2パーセントくらいは考えていたのだけど、湿気のすごさ、唯一の移動手段である船のボロさ、食事の不衛生さなど、予想を超える過酷さを聞き0パーセントになる。
克服するにはかなりのお金を使わなければならないそうだ。

翌日、夕食前に夜道を歩いていると、ギターの音がレストランから聞こえてきたので覗いてみる。
少し年配のギタリストが一人で器用にボサノバ、ジャズ、スパニッシュ風な曲調を弾き分けていたので、少し高いけど奮発して入ってみる。
時間が早い分お客も少なく、終わった後に話し掛けてきてくれて、一曲弾けというので弾いたら
「ぜひ明日来てほしい、もっと聞きたい!」
と自尊心をくすぐるような事を言われ、翌日演奏に参加する約束をする。
翌日は昼に近くのマリアーナという観光都市に出掛け、夜に帰ってきて例の店にいくとなんと満員。。。
少し気おくれしていると店員には話が通っているらしく、ステージ裏の席を案内してくれたので、ブラジルの名物カクテル「カイピリーニャ(地元の蒸留酒にライムと砂糖を混ぜた飲み物)」を飲みながら待つ。

多少興奮気味な彼になぜか一杯おごってもらい、下手なポルトガル語でどうにかお互いの知っている曲を確認したりして、ステージに上がり2.3曲楽しく演奏する。
すると彼が突然ステージを降りて
「ソロギター聞きたいんだ、またおごるからさ」
まあこっちはいいんだけど、店は大丈夫なのかな?いや、大丈夫なんだろう。
結局30分くらいソロで演奏したのだけど、お店の雰囲気は全く違和感なく楽しんでもらっている様だったし、なにより彼が本当に真剣に聞いてくれていたので弾きがいがあった。
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