2014-10-25

オリンダ(ブラジル)

ブラジル北東部ペルナンブーコ州の小さな港町であるオリンダは、州都であるレシフェからバスで約30分くらいの世界遺産都市。
内陸中部のベロリゾンチからはとてつもなく遠いので、さすがに飛行機で行く。
レシフェ空港着陸時に見える景色はさすがに山岳地帯とは違い、海とヤシの実の世界が広がっていた。

空港内の観光案内で宿泊施設を調べたところ、レシフェは高いので近くのオリンダに腰を据える事にする。
海岸都市特有の湿った空気を感じつつ慣れない電車に乗り、意外にも都会的な風景を見つつバス停があるという中央駅を目指す。
降りてバスに乗ろうとするが、ちょうどバスが賃上げストライキに入っているようで、炎天下に荷物持ちながら待つのがヤなのもあり仕方なくタクシーを拾う。

よく喋るやけに調子のいいタクシー運転手だが、先交渉なので安心して乗っていると、目的地近くで運転手に道を聞かれた男性がいきなり助手席に乗ってきて70パーセント怪。
宿泊先でチェックインしてる時もなぜか帰らずロビーにいる、90パーセント怪。
そして自分が部屋に荷物を置いて出ようとするとまだいるから、挨拶して去ろうとしたときにやはり100パーセント達成。
「ガイドいらないか?とりあえずもうガイドは始まってるんだけど」
「まずガイドはいらない。そもそも道聞いたらガイドスタートなのか?」
もうその時点ではすでに引っかかっていて、幾許かは払わざる負えないのを自覚していたのだが、とりあえずその金額を最小にするためと、次回から街中で会っても簡単に接近させないためにかなり大げさに抗議したり残念がったりしてみせた。
具体的にはそれまでスペイン語で話していたのをいきなり英語一辺倒に変えて、そいつでも知ってるだろうと思われるようなあまり品の良くない言葉を随所に混ぜて、感嘆したり抗議しつつ値切った金を渡した。
少し油断するとこれだ、文化的な環境の変化に即対応するのは難しい。。。

しかし、そのガイドもどきが自分のギターを見て発した唯一の有力情報「金曜夜のセレナータ」は大分気になったので、その翌日金曜日の夜十時くらいに近くの教会に行ってみた。
すると中世風の服を着た7.8人のミュージシャンが毎週やっているとは思えない手際の悪さでリハーサルなんだか、サウンドチェックなんだか、ウォームアップなんだかわからないようなのを1時間ほどやり、突如おもむろに演奏しながら街を練り歩き始めた、観客も一緒に練り歩くようなので付いていく。
多くは酒瓶を片手に持っているので、そこにいる唯一の東洋人らしき異人種を見逃してくれるわけがない。
酔漢共に散々絡まれつつ(要するに「前を歩いている女性に一緒に話し掛けよう!だからまず飲め」なんだが)、あのガイドもどきの登場に感謝まではしないけれども、オフシーズン観光都市の暇な一夜をタダで潰せたのはよかった。
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